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今回のリエトコート武蔵小杉の取材・撮影を終えて、新丸子の写真道場にて久門先生に色々お話を伺いました。
今回の取材は、写真道場の久門先生のお力添えで何とか形になりました。写真道場がトップシーズンのさなか、スケジュールを割いて撮影いただき、画像の加工までしていただいたものです。
私は子どもの頃に親に連れて行かれて以来、写真館というものに縁がなかったのですが、今回の撮影で久門先生とお話したり、久門先生の著作を読んだりして、「写真道場」と久門先生個人にも興味を持ちました。
撮影終了後、写真道場にて久門先生に地元についてのお話から、写真道場についてのお話までいろいろお伺いしましたので、ここでご紹介したいと思います。 |
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■武蔵小杉ライフ:
今回の撮影にお力添えいただきましてありがとうございました。45階という超高層から撮影されてみていかがでしたか? |
リエトコート武蔵小杉45階から見た写真道場
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●久門先生:
超高層から見てよくわかりましたが、武蔵小杉では大規模な再開発が進んでいますよね。ビジネス的な面から期待半分、人口の急増という面からこわさ半分というのが正直な気持ちです。
ただ、最上階(45階)から風景を眺めて感じたのは、多摩川が東西にずっと流れていたり、遠くに山が見えたり、周辺が平野だったり、そういった地理というか、人々が暮らしてきた「地形そのもの」は街が変わってもビルが建っても変わらないのだ、ということですね。
そういった感覚は、あの高さでしか見えないことだと思いました。 |
■武蔵小杉ライフ:
超高層から目線を地上に戻しますと、新丸子の街のどんなところに魅力を感じていらっしゃいますか? |
●久門先生:
写真道場を新丸子にオープンさせたのが1993年で、それ以来ずっと移転せずに同じ場所で営業をしています。どうして新丸子だったのかというと、たまたまいい物件があったからで、深く考えて選定したものではありませんでした。
新丸子に実際に住んでみると、下町っぽい人と人とのつながりや、お隣さん同士のつきあいが生きている街なんですね。私もここで道場を開いて15年になりまして、そういったつながりを持たせていただいています。
新丸子の街のそんな人情味のあるところに魅力を感じています。
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新丸子の街並み
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■武蔵小杉ライフ:
その新丸子で開かれている写真道場の特徴を教えてください。 |
七五三の撮影
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●久門先生:
写真館での撮影というと、かっちりとポーズをとって撮影するイメージを持っていらっしゃるのではないでしょうか? よく、写真館の表に掲示されているような写真のように、「はい、そのまま動かないでください」と言って撮るイメージです。
写真道場での撮影は、そういった固定観念にとらわれず、「撮られることを楽しんでいただく」ことを考えています。撮影はこうでなければならない、という強制はありません。時間を十分にとって、リラックスして楽しんでいただく中で、「こんな撮り方をするのか」「こういうのもありなのか」と、目から鱗が落ちるような感覚があると思います。
よくいう「その人らしさを引き出す」というのともちょっと違います。「この人はこういう人だから、それを出したいのでこうしてください」ということではないんですね。
最低限のアドバイスはさせていただきますが、ポーズを押し付けたりはしませんので、構えずに、気軽に撮影を楽しんでいただければと思います。その上で写真を好きになっていただければ嬉しい限りです。
ぜひ一度、写真道場での撮影を体験してみてください。 |
■武蔵小杉ライフ:
うちの子は人見知りが強いので、スタジオ撮影できちんと撮れるか心配です。撮影はどんな雰囲気ですか? |
●久門先生:
撮影にあたって、ご両親にはかなり協力していただいています。ご両親との関係をうまく表現できるようにしたいと思っているんです。
また、こちらもそのための環境作りをさせていただきます。時間はあらかじめ多めにお取りしておきますので、時間を使って、ゆったり、のんびりと緊張をほぐしていただけるように撮影していきます。お子さんには好きなように動き回っていただいてかまいません。
何かご要望がありましたら、最大限応じたいと思います。最初はなかなか難しいのですが、一度写真道場での撮影を体験していただくと、楽しくなってリピーターで2度、3度来られて、だんだん要望を出せるようになられますよ。
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撮影イメージ
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■武蔵小杉ライフ:
最後に、武蔵小杉ライフユーザーの皆様に一言お願いします。 |
●久門先生:
私が写真道場を開いたのは、もっと気軽に写真撮影を楽しんでほしいとの思いからでした。入口は何でもかまわないのですが、皆さんで写真を楽しめたらいいな・・・と思っています。
写真はカメラマンだけが撮るものではなく、誰でも気軽に撮れるものです。カメラをお持ちの方は多いと思うのですが、カメラで何ができるのか、どんな楽しみ方があるのか、もっと多くの方に知っていただきたいと思っています。 |
■久門先生とお会いして・・・
写真道場は、ちょっと気付きにくい路地の、一見ちょっと入りづらいような場所にあります。私も今回の撮影の打ち合わせでお伺いした時、実は最初は場所がわからずにちょっと迷いました。また、何分武蔵小杉ライフとして、カメラマンの方とやりとりをすることも初めてだったものですから、不安もありました。
ですが、久門先生と女将に温かく迎えていただき、その気さくなお人柄に触れることで、すぐにリラックスしていろいろとお話をすることができました。
後になってから考えたのですが、上記のように私がたどったプロセスというのは、通常の撮影で写真道場を訪れる方がたどるプロセスに近いのではないでしょうか。
私は普段デジカメで武蔵小杉ライフの写真をばしばし撮りながらも、「写真館を訪れてカメラマンの方にお願いすること」に対して構えていたように思います。ですが、久門先生とお話をして、写真ってもっと気軽なものなんだな、と思いましたね。今度は是非、家族写真を写真道場で撮ってみたいという気持ちになりました。
また、久門先生の著作を読ませていただいて、デジカメ撮影のテクニックを勉強したのですが、自分で持っているカメラでも、ちょっと使い方を知るだけでもかなりいろいろなことができるようになります。試してみると今よりもっとカメラが楽しくなると思います。商売上のノウハウでもあると思うのですが、久門先生はそんな知識を様々な媒体で惜しみなく提供されていて、「みんなに写真を好きになってほしい」という気持ちが伝わってきました。
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写真道場の外観とスタジオ内
■写真道場の外観
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■撮影セット
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■女将による画像レタッチ
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■壁に飾られた撮影事例
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